最近、思うんですがクーラント(冷却水)を交換されていない車両が多いということ。交換をお勧めしても大多数のお客様が交換をされないこと。エンジンオイルの交換はかなりの人が「車にはオイル交換が必要」と知っています。しかし、クーラント(冷却水)に限って言えば、「車の冷却水を交換」するという考え方は一般ユーザーにはあまり浸透されていないのが現状だと思います。車検や点検の時もお勧めするのですが低予算で抑えたいためにあまり実施するお客様が少ないのです。
「車検は通ればいい」「車検に5万円以上払ったことが無い」「お前のところは高い」と言って他店で車検を取っていたお客様の車両。走行中オーバーヒートして走行不能になったお車です。ラジエータ内部も錆だらけヒーターコアも錆だらけ…
冷却水が劣化してくると茶色に濁ってきて、冷却性能が低下し水温が上昇しやすくなります。何年も交換しないでオーバーヒートして修理代数万円…もったいない…
冷却水(クーラント)はロングライフクーラント(LLCやクーラント液、ラジエータ液)と呼ばれる冷却専用の液体です。冷却水(クーランオ)は主に3つの役割があります。
1冷却性能…高温になるエンジンを冷やすため、適正温度を保つためには多くの熱を吸収してその熱を放出することがベストです。その役割を果たしています。
2防錆性能…冷却水は液体なので接している金属部分は錆が発生します。エンジン内部が錆ると車は壊れてしまうので錆ないように添加剤(防錆剤)が入っています。
3不凍性能…「エンジンを冷やすだけなら水でもいいんじゃない」と聞かれることもありますがただの水だと冬になると凍ってしまいます。水は凍ると膨張してしまうのでエンジンやラジエータを壊す原因にもなるので冷却水(クーラント)が必要となります。
●エンジン内部は金属部品同士の摩擦や燃焼による熱が発生し非常に高温になります。それを冷却しないとどんどん温度が上昇していき熱によるエンジンの性能の低下、最悪エンジンの変形が起き、手遅れの場合エンジンが焼き付きダメになってしまいます。この状態を「オーバーヒート」と呼びます。
正常な状態では、冷却水がエンジン周りを循環しており、エンジンの冷却をきちんと行なっていますが、冷却水の量が少なくなっていたり、冷却水自体が劣化し、性能が落ちてくると冷却が行なえなったり錆が発生してラジエータ内の目詰まり、オーバーヒートに繋がります。最悪はエンジンを壊してしまい高額な出費になるケースもございます。
●低品質のクーラントの使用、長期間使用による防錆能力の低下や濃度不足による防錆能力等により内部に錆が発生し冷却系等、ラジエータの詰まりや水垢の推積、ウォーターポンプ等の破損のケースもございます。
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